はじめに

此の頁以下、各頁で特に求めている情報を御知らせしています



2013/11/27更新


武装恐竜ダイノスとはもともとアメリカで展開(米国でのシリーズ名称はDINO RIDERS)されていたもので、後にエポック社が日本での展開を
計った"生身の恐竜にビーム砲や座席シートを背負わせ、キャラクターが乗り込みダイノライダー(正義)とルーラン軍(悪者)の両軍が戦いを
繰り広げる"といったシリーズです。
恐竜、銃器、パイロット等の要素から日本国内では壱部で『ZOIDSのパチもん』と捉えられる事も有る、当時の子供達の間でも余り盛り上が
りを見せず比較的ひっそりと消えて行った商品群……
私、管理人Hとしては「パチもん」は言い過ぎにしてもZOIDSの隆盛を見て輸入業者が『弐匹目のドジョウ』を狙った感は否めないなぁとは思っ
ているシリーズです。
(現在のネットオークションでも稀にゾイドカテゴリで検索していても引っ掛かってくる事があります)

ちなみに当時の『男の子』は程度の差は有れ恐竜(怪獣)に関心が高い子供が沢山居ましたし(其れはZOIDSの隆盛からも明らかであると思
っています)、管理人H自身も恐竜カテゴリは大好きでした。
此の度、管理人Wからアイコンを渡された契機に、恐竜人気の土壌が在った割には余り子供達の間に浸透しなかった原因を現在の管理
人の目から見た(たられば)改善案も含めて考察してみました。



@『生物としての恐竜』を押し出しているにも関わらず間接部の隙間の目立つ処理が美観を損ねた

 最初から生物を機械に置き換えたZOIDSであれば間接箇所の隙間も何ら気に成りはしませんが、生物其の侭というのを謳っている恐竜
 フィギュアの間接に節が有ると云うのは少し戴けない。
 武装恐竜ダイノスの恐竜フィギュアは大型であれば電池電動歩行、小型であれば背部のボタンを押さえると内部連動で脚部や翼がバタバ
 タ動くというギミックが仕込まれていました。
 当時としては単なるフィギュアで終わらすのでは無く可動という付加価値を考えての事であろうと思いますが大型電動なら兎も角、小型フィギ
 ュアを手で持ち上げて足をバタバタさせる程度のギミックでは、美観を損なってまで仕込む価値が在ったかというと疑問符が浮かびます。
 (国や時代も違うと価値観は実に其々だとは承知してはいますが……)


A材質(プラスチック)が原因して生物らしさが損なわれ敬遠された

 (当時、管理人Hは実際には手にした事が無いので広告写真等で見た印象でなのですが…)プラスチックばりばりの質感が恐竜の生々しさ
 を表現する材質としては相応しくは無かったと考えます。
 此れは時代が時代だったのでしょうがない事かも知れない点(ブリキが主流だった時代にはオモチャの多くがブリキ製であったのと同様に)
 であり、例えば今の技術を用いれば「バイオゾイド」の外装を表現した様なゴム(?)製の材質を使って皮膚を再現してみたなら壱化けしたか
 も知れないと思ってます。
 更に比較的軟質なゴムをあてがえば上の@で挙げた間接の隙間も皮膚のたるみを模して目隠しが出来るのではないでしょうか。

 → 


B武器パーツがツルツル、のっぺり過ぎる

 此の点は正にZOIDSのモールドを見て目が肥えていた子供からすると味気無い物に映ったポイントではないかと思われます。
 当時の風潮としては未来的な技術は丸みを帯びていて単調な線で構成されるというのが「未来らしい記号」でした。
 実際、今世紀の身の回りの機器デザインを見渡すと決して間違った認識では無かったとは思います。
 (現在、ゴジュラスやゴルドス程の細かなモールドが露出した機器を身の回りで見付けるのは困難。工場設備にでも赴かないと身近な品々
 はいずれも比較的シンプルな外観を纏っています)

 しかし其れでも「子供心にうったえる」のであれば、もう少し格好良さを考慮するべきであったと思われます。
 デザインの作り込みが減退したとも言われる暗黒大陸編ゾイド程度でもモールドが刻まれていたなら、また違った評価が成されたかも知れ
 ません。

 また、完全な私見ですがビーム砲先端部の赤色のプラスチックパーツ、あの部分だけでも赤色のクリアパーツで成型していればかなり子供
 心を魅いたのではないかと思っています。
 子供は『男の子』であっても綺麗な透き通った物には関心を示します。
 砂浜で角が波で取れたガラス片をせかせかと集めてみたり、ゾイドのキャノピー含めクリアパーツに高級感を感じたり…と。

 → 


C勧善懲悪なストーリーがウケなかった

 もともと海外で展開していたDINO RIDERSが武装恐竜ダイノスの前身ではあるものの、ストーリー迄をも其の侭倣う事は無かったのにと
 感じます。
 当時の日本は単純な「悪 対 正義」の物語より「敵はまた違う正義」や「敵側にもドラマ性の在る物」が好まれ始めていました。
 ZOIDSも開始直後は「帝国 = 悪」と云った単純な構成でしたが、次第に当初の傾向を抑えつつ「両軍のドラマ」を描いた戦記物に変化して
 行きました。 (だからこそ帝国ファンの子供達も壱定数しっかり居た訳です)
 なお、完全では無いにせよ「ゼネバス帝国が壱方的な悪」と云うイメージを上手く払拭していたのに、次の暗黒軍は明らかに「悪」として描か
 れており、此の点は当時の管理者HもZOIDSの方にも「遣っちゃった感」を感じたものでした。(苦笑)

 そして当時のZOIDSは武装恐竜ダイノスとは反対に日本国内でヒットした後、(再度)海外にも進出しています。
 特に『UK.ZOIDS(ヨーロッパ)』では日本での共和国ゾイドも帝国ゾイドも両軍が其々シャッフルされて「青組と赤組」に再構築されました。
 其れに伴い日本国内のバトルストーリーとはまた違った展開がもたらされた訳です。

 其の様な点から武装恐竜ダイノスも海を渡って来てDINO RIDERSから派生した時点でストーリーも其々の国で支持される内容の物に書き
 換えても良かったのでは? と素人考えに思います。
 ただまぁ其の場合、ルーラン軍のパイロットフィギュアは全廃する事が必要用件と成ったかも知れないですね。
 デザインはアレはアレで好きなのですが、あのトカゲ顔じゃあどう見ても絶対「悪役」ですから……。(汗)


D類似品と称される事もある商品まではとても手が回らない

 実は此れが壱番根元的で大きなポイントであるのかも知れません。
 子供の資力なんて其んな大きな物ではありません。
 あの時代、人気絶頂であったZOIDSシリーズも最低価であっても千円クラスが主流であった頃。
 駄菓子屋に御小遣いを握り締めて買いに行くのとは訳が違います。
 武装恐竜ダイノスが購買ターゲットに狙った様な子供達は既にZOIDS収集に尽力しており、肩叩き券の発券や御誕生日にかこつけての
 御ねだりに日々勤しんでいた頃。

 「後から遣って来たシリーズ」に割ける余力など有ろう筈も在りませんでした。
 市場展開するタイミングが悪かったのでは?
 もう少し時期を待って……ゾイド星に月の破片が降り注いだ後に販促を始めていたならまた違った結果、後釜にピッタリ!なんて好評も在っ
 たのかも知れません。




上記の様に欠点(?)を数々指摘してしまうシリーズではありますが、コンセプトとしては決して悪くは無かったとも思っています。
大恐竜時代で本物の恐竜に武器を背負わせて人(?)が乗り込んで戦いを繰り広げるなんて展開はやはり胸が熱く成ります。
だからこそ敗因は「玩具の仕上がり」に難が在ったのだとついつい思ってしまいます。
                                      (メーカーに対してはかなり辛辣な評価と云う事には成ってしまいますが……汗)

ただ、此れは逆に云えば同コンセプトと現在の技術を融合出来たならば「魅力的なコンテンツに成れるポテンシャルを秘めているシリーズ」で
あると評価している事も意味しています。
かつてZOIDSが10年越しで復活した様に「武装恐竜ダイノスのコンセプト」がもし復活(復刻では無い)する様な時が来るならば、なかなかの
要チェックアイテムと成り得るかも知れませんね。

 


私の考える武装恐竜ダイノス-ICONの基本方針


今回のアイコン群のコンセプトとしては【ZOIDS-ICON】とは異なり、製品現物には余り忠実では無いです。
ともすれば、ごく普通の「恐竜アイコン」として扱える程度にアレンジを加えての描写です。
また、材質表現も 上記にて私、管理人Hが挙げたポイントも容れて仕上げられています。

壱方で、アレから数十年と云う時間を経る過程で当時は「常識」とされていた各恐竜の学説が覆された事もしばしば有りましたが、今回は基本
的には当時の名称や容姿に準じて掲載しております。
あくまで【武装恐竜ダイノス】準拠のコンテンツですから (^_^;

例)…『トロサウルスはトリケラトプスの熟年個体でありトリケラトプスと同壱の種である』とか『モノクロニウスは只のセントロサウルスの成亜体
 であった』等々。
 ただし上記の例も最近の有力学説と云うだけで、後年更に覆って『トロサウルス』や『モノクロニウス』が壱個の種として復活する日がやって
 来る事も有るやも知れません。

 


此の頁以下、配して在る全ての武装恐竜ダイノスアイコンは、管理人等が「個人的に楽しむ事を目的」に作成しているという性質上、何と無く
二次使用は禁止とさせて戴きます。

また当コンテンツの武装恐竜ダイノスアイコンは実は幾つかの統壱された規格の基に制作しておりますので、規格外の物との混在を避ける為
にも二次加工は禁止です。 (お前が言うか!? と言われそうですが…)
色変えやマイナーチェンジくらいでしたら御要望が有れば、時間が許す時には当方で応えさせて戴く予定です。 だだし其の場合はアイコン化
が可能な横アングルでモールドの判別出来うる資料の提供を御願します。(「○○を御希望!」とだけ言われても資料が無い事には出来ません)
ただ依頼も受け付けはしますが「公開出来るのが壱週間後になるのか壱年先になるかは神のみぞ知る」と思って腹を括っといて下さい。(汗)
                       当方が求めている情報や、有益な情報を手土産に御話が有れば俄然制作意欲が湧きますですハイ(笑)

【BBS - 掲示板】


 


上記の内容を御理解、御納得戴ける方は下の入り口から御入場下さい

【武装恐竜ダイノス-ICON】


武装恐竜ダイノスはエポック社の登録商標です。DINO RIDERSはTYCO社の登録商標です。当頁は個人の運営する非公式サイトです。
掲載物に問題が有る場合は御手数ですが管理人に御連絡下さい。

 

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